JEC 広島大会 レポート!
忘れない間にレポートです。
(注)ながいです・・・・。5月8日開催されました。
全日本エンデューロ選手権大会第1戦広島大会に行って参りました。
実は私自身JEC参戦は去年の広島以来となります。
資格試験やお店を再編計画の為に何年かに一度このような時期
ありますよね~
今年はフル参戦を宣言しておりますので仕事も頑張り怪我なく
シーズンを過ごさないといけません。
先ず第一戦の広島のスタートラインに並べたことは
ありがたいことです。
お店のスタッフ・家族に感謝であります。
今年1月のアクションED後にマキシスカップでは
健康面で出場できず。(おしりが出来物ができただけやけど)
出足から転倒(涙)
そこでレース感覚が戻らず不安を取り除くために広島の前に
4月に2レース参戦。
①阪下でのハッピーファンED【スピード感覚を戻す】
②マキシスカップ第2戦長和の森大会【ウッズ攻略】
なんとか調子をもとに戻した感じです。
ーー前置きが長くなりました。広島大会レポートですーー
大盛況の広島大会は出場するナショナルクラスだけでも60台近く!
JECが人気が伺える開幕戦となりました。
西日本大会と言う事もあり関西からの参加者も多く
アウェー感は全くありません。
3回目の広島と言う事もあり大きな不安はありませんが
難しいコースだと知っているだけに緊張が高まります。
雨が降ったら地獄になる・・・・・
そんなイメージでお天気情報が気になります。
いつもネタにしてますが
今まで私が参戦した全日本JECはすべて晴れ!!
雨が降った事がありません。
去年の日高は私が行かなかったから雨やったかもね。
チーム関西の怨念や。
土曜日の午前中に到着!!
前日の雨も気になりますが天気は回復予報。
広島のルートは厳しいので完走目標の私はタイムアタックコースより
迷わずルートの下見に向かいました。
選手の皆さん事情はそれぞれ前日下見がでない人も多いと思います。
この競技、間違いなく下見したほうが有利です!!
NクラスのRT168の小田さんは下見なしで優勝してはりますが
真の実力者は関係ないって事は置いといて・・・(笑)
【超・完走狙いのネガティブ逃道4項目】を中心に下見です(笑)
①渋滞発生予測ポイントでの逃道
②どうしても登れそうに無いヒルクライムでの難所での逃道
③湿地帯・スタックポイントの深さを測って浅くて確実に通れる逃道。
④激下りで安全に下れる逃道
ルートは決められた時間に間に合えば良いので
前者と大きな差が無い場合は無理に抜く事も慌てる事もありません。
ライバルを抜き去るラインはJECと言う競技では
ルートで必要ないかもしれません。
一斉スタートでないぶん絡む台数が少なく
スピード差があれば勝手に抜いて行ってくれます。
競技中にライバルに前に出てもらいペースを引っ張ってもらい
自分の知らないラインを学習できる事もあります。
競技中に「あ!そんな楽なラインがあったんや!」っと
次の周からコピーさせて頂きます。
下見と本番を組み合わせて間違いないラインを増やして
合わせて行けば完走率はぐっと向上しますね。
このお互い同グループや前後グループとの駆け引きも楽しいです。
「この人速いな~」とか「この人、縁了してはるな~」などなど。
ただし!のんきな事ばかりではありません!
必ず一か八か一本ラインの場所が広島や菅生などの難コースには現れます。
そこに全集中力を発揮するのが大事なんかな~っと
一発おさらば大チョンボでレースが終了してしまう所ですな・・・・(笑)。
かっこいい走りなんてどうでも良いのですねー。
戻ってこればすべてOK!!
今回下見時間の制約もありタイムアタックコースは割愛しました。
本当は勝負をかけているライダーはタイムアタックこそが下見ポイントで
コンマ一秒を争うものなのです。
まだまだ私もその段階でないと言う事ですね。
先ずはオンタイム完走でしょう(笑)
ピット設営や受付を早々にすませ早め早めの「段取り」
広島に来て3年目でようやく「広島焼き」をたっぷり食し
炭水化物で明日のエネルギーに変えます。
チーム関西の仲間で明日の健闘を誓い明日を向かえます。
当日は朝は霜が降り曇っておりましたが時間と共に天気は快晴です。
寒暖の差が激しいですがマキシスカップ長和の森の時の朝1℃を経験した
後だったので全然平気であります(笑)
車検・ミーティング・パルクフェルメインまで時間に余裕があるため
ゆっくりと朝ごはん・準備運動ができます。
RT168の谷埼さんIAライダー昇格後、念願の初の撮影です(笑)
日中気温が上昇することが予測されるので氷水や塩分補給タブレット・
エネルギー系ゼリー・バナナを準備。
体力戦になるときは特に食べて飲んでが重要になります。
今回は常に毎週回ごとに食べました。
スタート前には腹もちの良い大福を食べいつのもパターンで精神を落ち着けます。
交換するグローブ・ゴーグルも洗濯物干しに装備。
自分のタイムを記録し記入ハンドル近くにつけておくのも重要です。
ご厚意で作製していただいた。
BSネオさんの永長てんちょお手製のタイムカードを頂きハンドルバー装着。
見やすい機能的なカードで本当にありがとうございました!!
一つ一つの段取りが緊張を解してくれます。
今回のマシーンは「YZ250FX」一番いけてるEDマシーンです!
タイヤはマキシス! オイルはモチュール! 冷却水はエバンス!
最強の組み合わせで後はライダーが頑張るだけですね。
今回はフロントサスのスプリングをノーマルよりも
ソフトにしたものを使用。更にサスオイルもモチュールファクトリーライン
2.5Wにし初期の作動も更に良くしてウッズが多いコースに用に変えてみました。
リアーもジータのリンクに交換したている為バイクがぴったり地面に張り付き
足つきもアップ!常に安定して走る事ができました。
シートもノーマルにシマシマ滑り止め加工を施しお尻が滑ってもっていかれないように
しました。
FXの一番の強みであるエンジンの点火時期と燃料を
調整ができるパワーチューナー。
いつも阪下仕様のややトルクが出すぎるセッティングを好んで
使っているのですが。
直前にティスオートサービスの奥川てんちょにおすすめの
アクセルのつきもそこそこでしかも敏感に反応せずスムーズに回るプ
ログラムを頂くと言うレース前にあるまじき行動(汗)
結果大正解!!!!
だめでも途中周回でもとに戻せるのが良いところ。
今回パーワーチューナーの恩恵をもろにうけました。
奥川さんありがとうございました。
いよいよスタートのためにパルクフェルメに入りました。
今回、同じ組はシルバラードの上田さん、そしてレジェンド姫丸さん!!
意識しなくても意識してまうやんかいさ~
楽しみ過ぎてすでに興奮気味。
スタートラインに並ぶといつもゴールしたのと同じ気持ちに
なり覚悟が出来てしまいます。
後はやるだけ!
1周目持ち時間は45分です。2周目からは40分/5分短くなります。
スタートして3分~5分ほどで最初のタイム計測区間タイムアタックです。
下見も兼ての周回ですが全行程45分以内で周回することを考えるとのんびり過ぎる
のもダメです。 タイムを縮める為にどこを走るか集中します。
前半は気持ちよく牧草地を快適に飛ばします。
ただし・・・コーナーが無数に続きマシーンを右左と上下と休む暇はありません。
後半奥のガレ沢の登り(気を抜くとはじかれて転倒の危険性大)。
ウッズ・ボコボコ小山。
最後にモトクロスコースを走りタイムアタック終了です。
約5キロの10分程のアタックです。
10分間目を三角にし攻めるのは難しいですよ~。
45分 ー 15分 = 30分 後半ルートは30分間(6KM)です。
30分で帰ってこれる?
おいおい大丈夫??焦ります。
この最初の一周が完走できるかどうか指標になります。
Nクラスの前後ゼッケン番号の選手を見ながら下見で得た情報を頼りに走ります。
ワンセクションごとにマシーンを徐行させながら確実なラインを探ります。
後続が来ればすぐに道を譲りながらも遅れをとらないように走ります。
ーールートのポイントーー
①テイジャス山の裏 ウッズ走行・キャンバーの登り下り・ガレクライムが初めの難所。
②牧場裏 同じくウッズの登り下りが続きます。体力奪われ三半規管が麻痺します。
③ピット裏 ウッズ・すり鉢状のヒルクライム。焦るとラインを外し谷の番人になるおそれがあります。
④沢をのぼりピット裏まで帰るルート・渋滞の中でラインを見つけ走破します。一つのミスで遅れを取ります。
ポイントをこなし1周目生還!
7分時間があまりましたが・・・2周目からは5分縮まり40分で帰ってこなければなりません。
恐ろしや・・・。
タイムアタックは試走でゆっくり走ったので次周からはペースが速まる事を考えると
無理なタイムではありませんがそれでも一つのミスが遅着につながります。
気はぬけませんね。
2周目 同じ組は1人も抜けることなく生還しタイムチェックに並びます。
なんとか6~7分ほどの時間を余らす事に成功~。
前の組には阪下で働くアレックスさんが!軽くお互いの状況を確認します。
タイムアタックへの入場も2周目からは本計測に入るので
前後の選手でお互い影響しない間合いを考えます。速い人が後ろから来ても焦るし前に行っても
放されて焦るし・・・難しい所です。
ただし今回はお互いレベルが似ていたのでタイムアタック中はほとんど良い間隔だったので
快適にアタックできました。
で・・いきなり計測一回目で痛恨のミスが! ヒルクライムでショートカットしすぎで勢い不足し
失速。登り直しと言う失態。
一気にテンション下がります。
タイムを縮める走りも必要!でもミスはダメ! 難しいです。
全選手がすべてのアタックで成功する訳ではないので最後まで諦めてはいけません。
2周目早速ルートで捕まっているライダーがちらほら・・・。サバイバルの様相です。
地面が渇き初めグリップするようになり後半は決まったポイント以外ではみなさん
スムーズに周回しておられ改めてライダーさんのレベルの高さが伺えます。
とはいうものの3分の1はNクラスで遅着が出ていたようで難しい広島であった事は
間違いないようです。
後半は体力勝負!暑さと疲労がライダーを苦しめます。
私が乗るYZ250FXは素晴らしいバイクですが車体重量は重め。
転倒すると起すのが大変です。今回はとにかく谷側にはこかさない事を徹底しました。
おかげで重要な局面では転倒も無く走らせることが出来ました。
タイヤもいつものムースタイヤはやめて難所様に空気圧が落せるようにチューブタイヤにしました。
マキシスタイヤの走破性と相まって面白いくらいグイグイ登りました。
パンクのリスクは高まりますが走破性能を考えると正解です。
疲れを貯めないように意識しようやくペースをつかめたのが最終周です(笑)
タイムアタックで9位のタイムがでました~! ヤッホー
エンジンかかるの遅いわ・・。
先週の長和の森・マキシスカップでの経験が+されてFXに慣れ始めたという事ですな。
タイトターンでの切り替えしや加速のトラクション性能が優れているため
コーナリング数が多くてもFXは疲れませんね。乗っている感じが軽い!
足回りもええ感じでへたってきたのもクッド!!!(笑)
ピット前やカメラの前ではできるだけ余裕で手を振り気持ちを落ち着かせ
角ばった気持ちを丸くします。
※本当は余裕は一切ありませんねんで・・・
最終周でも同じ組のライダーは生還しているのを確認しここまで来ると
気持ちは戦友ですね。
毎週お互いの様子がリセットして解るJECならではですね。
大きなトラブルも無く奇跡的に大転倒もほぼありませんでした。
3回目の広島でようやく攻略の糸口が見えたかもしれませんね。
そして生還!! ゴール!!!
45分×1周 + 40分×5週 = 拘束時間 245分 がんばりました。
苦手な広島で自己評価としては良かったと思います。が
まだまだ甘々なので自分を鍛えなおして次につなげて行きたいと思います。
次回、地元阪下大会! 関西の皆様がんばりましょ~!!!
追伸
熊本のチームの関係者の皆様も募金活動に
来ておられましたね。
熊本と言えばホンダ熊本工場。復興をお祈りしております!!
ツーリングも行くで~
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